2020年3月、新型コロナが世界中を震撼させています。
いや、まてよ、パンデミックレガシーがまさに該当するボードゲームじゃないのか!?
パンデミックという感染症の拡大を防ぎつつ、ワクチンを作って世界を救うボードゲームがあります。
プレイヤー同士が協力することが特徴で、最終的にはプレイヤー側の勝利か、感染症側の勝利かを争います。
そのパンデミックをストーリー型とし、1年を生き延びて人類を救うことができるかを問われるのが、パンデミックレガシーです。
病原体のうち1つがあらゆる治療に耐性を持つようになっていくストーリーで、もし新型コロナウイルスが進化したら?といったことを考えさせらせます。
ゲームの進め方次第で世界の状況が変わり、自分たちだけの物語が展開されます。
まさに今の混沌とした新型コロナワールドそのもの!
自宅でパンデミックレガシーに勤しむことは、外出しないことで「感染症の拡大を防ぐ」ことに貢献しつつ、「感染症について学べる」という一石二鳥の手です。
当記事では、パンデミックレガシー1と2の概要・レビュー・違いをまとめていきます。
記事の信頼性
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パンデミックレガシー1,2概要
プレイ人数 | 2人~4人用 |
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対象年齢 | 13歳以上 |
プレイ時間 | 約60分×12回 |
定価 | 定価7,000円+税 |
パンデミックレガシー1は2015年に発売された協力型のボードゲームです。
レガシーシステムの基本となっている通常のパンデミックを先に知りたいという方は、以下の記事をご覧ください。
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新型コロナ対策は自宅でボードゲーム「パンデミック」が学びの意味でも最強では?【教育効果あり】
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パンデミックレガシーシーズン1の概要を整理します。
シーズン1概要
世界は瓦解しつつある。4つの病原体が地球を襲っており、君たちのチームはその最前線にいた。さらに悪いことに、病原体のうち1つが、あらゆる治療に耐性を持つようになった兆候を示していた。
『パンデミック:レガシー』は協力ゲームです。4つの病原体が人類の生存圏を脅かす前に治療薬を発見し、アウトブレイクを防ぐために全プレイヤーは協力しなければなりません。ゲーム世界内での1年間を約60分のゲームを連続ドラマのように複数回にわたってプレイし、全員が勝利するか、さもなければ全員――人類の敗北となります。
そして『パンデミック:レガシー シーズン1』では、シークレット・ボックスを用いたゲームシステムにより、ゲームの終了まで引き返すことのできない、やり直しがきかない病原体との対決が、遊んだグループごとに独自に展開していきます。
シークレットボックスを用いたゲームシステムでは、指示があるまで箱の開封やカードをめくることが許されていません。
プレイヤーの行動や選択により、状況が変化していきます。
書き込んだり、シールを貼ったり、カードを破ったりするので、一度しか遊べません。
僕も遊び終えるまではコスパ悪いなと思いましたが、実はコスパは抜群に良いです。
プレイ時間が「約60分×12回」となっていますが、相当に熟練していないと、20時間くらいかかります。
12ヵ月あるから×12回なのですが、上旬に失敗すると下旬があります。
例えば1月上旬に失敗すると2月に進むのでなく、1月下旬が始まります
上旬を全部失敗すると×24回になりますし、上旬でクリアするために熟考すると、1回が60分では終わりません。
僕らは20時間くらいプレイしました。
8,000円を4人で割ると、1人2,000円。それを20時間で割ると、1時間100円です。
1時間100円で一度きりのめっちゃ楽しい遊びが待っていると考えると、コスパは抜群に良いのです。
パンデミックレガシー2は続編で、シーズン1の71年後の世界という設定です。
シーズン1から順に遊ぶことをおすすめしますが、シーズン2から遊んでも何の問題もありません。
1では赤箱・青箱、2では黄箱・黒箱がありますが、ゲーム内容はまったく同じです
シーズン1と2を2つずつ買った友人
ボドゲマスターの友人に言われました。
パンデミックレガシーは一度しか遊べません。
忘れた頃にもう1度プレイするために、そして2度目にプレイするときに手に入らないリスクがあるため、2つずつ買ったというのです。
そんなに面白いの!??
2つずつ買うというのは、やらずに死んだら勿体ないを裏付ける行為。
僕もやりたいモチベが激増しました。
2つの遊び方とテレビ放送
パンデミックレガシーには、2つの遊び方があります。
遊び方
- 同じメンバーで何度も集まって進めていく
- 同じメンバーで一気に終わらせる
パンデミックレガシー2のよくある遊び方は、同じメンバーで定期的に集まって進めていく形です。
例えば、毎週土曜の午後にクリアするまで集まって世界を救おうぜ!という感じでしょうか。
しかし、僕はど田舎に住んでいるため、何度も集まるのは難しい。
1泊2日でパンデミックレガシーをクリアする企画を立て、メンバーを募集しました。
1泊2日の合宿を終えた段階で、1月から始まったストーリーが5月までしか進んでいなくて愕然としました。
企画を立てたときは、12時間で終わると思っていました
パンデミックレガシー2の合宿にはテレビ取材が入ったので、番組の様子を紹介します。
テレビ取材があったので、やや進みが遅かったのはあります
もう1度同じメンバーで集まって合宿をすることにし、2回目の合宿で無事に世界を救いました。
一気に終わらせる遊び方だとしても、以下の時間を確保した方が良いでしょう。
遊び方
- 1泊2日の合宿を2回
- 2泊3日の合宿を1回
個人的には2泊3日で温泉旅館に行って遊ぶのが、満足度高いと思います。
ネタバレなしレビュー
レガシーのシーズン1が面白すぎたので、シーズン2も同様の企画を立てることにしました。
シーズン1で世界を一緒に救った仲間にそのことを言うと、そのメンバーが「参加する」と即断した話は面白さを物語っています。
ネタバレなしに面白さを伝えるのが難しいのですが、ポイントを整理してみます。
面白い要素
- 一度きりしか遊べないプレミア感
- 世界が救えるか救えないかのドキドキ感
- 展開が読めない中で間違えが許されないヒリヒリ感
- 同じメンバーでやり続ける濃厚感
- うまくプレイできたときの一体感
定期的に会える気心知れた友人と遊ぶも良し、カップルや夫婦で遊ぶも良し、グループメンバーで遊ぶも良し、僕のように全く知らない人と遊ぶのも仲良くなって楽しいです。
普段のボードゲームとは違う、やり直しのきかない長丁場のストーリーを楽しみたい方におすすめです!
一緒に世界を救う気概のある者同士が好ましいです
こんな方におすすめ
- みんなで協力してがっつり遊びたい人
- 話し合って最善案を導き出したい人
- 新型コロナっぽいウイルスに立ち向かいたい人
シーズン1と2の違い(ネタバレあり)
冒頭に書きましたが、パンデミックレガシー2は続編で、シーズン1の71年後の世界という設定です。
少しだけネタバレすると、シーズン2は大陸の一部のみが空いた状態でスタートします。
シーズン1はかなり順調に進んだメンバーでシーズン2をやりましが、全然うまくいきませんでした。
僕らのゲームの難易度は、かなり高くなってしまいました。
というのは、大陸をオープンする順番を間違えたんですよね。
作り手が想定している順ではない大陸をたまたまオープンしてしまい、それが故に難しさがMAXでした。
シーズン1と2を遊んだ友人の感想を何組かに聞きましたが、1と2の難易度の差は感じなかったと言っています。
そしてどの友人もシーズン1と2どちらも面白かったと絶賛。
両方プレイしている時点で、1が面白かったということになります
パンデミックレガシー、めっちゃおすすめですよ!
ボドゲニストラジオで話題にしました
ボドゲニストラジオ、通称ボドラジでも言及しました。
画面を見なくてもOKなので、家事や運転のお供に聴いてください。
ボドゲニストのYoutubeチャンネル登録をしてもらえると、大変喜びます。ボードゲームの動画を配信しています。
パンデミックをアレンジして遊んだ記事
ボードゲーム運動会を企画したとき、パンデミックにスピード要素を加えて遊びました。
アレンジ内容をまとめたので、良かったらご覧ください。
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ボードゲーム運動会とは?開催方法とおすすめ種目【ボドゲ運動会】
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