ボードゲームにどハマりし、ボドゲ宿タカハウスを始めたタカです。
普通のボードゲーム会とは一味違う、趣向を凝らして盛り上がるイベントを開催しました。
それは「ボードゲーム運動会」、略して「ボドゲ運動会」です。
運動会さながらにチーム分けをし、同じチームで協力して競います。
種目はすべて企画者によるボードゲームのアレンジを取り入れ、それが功を奏したのか、大いに会場が湧きました。
当記事では、ボドゲ運動会のやり方やおすすめ種目をまとめています。
ボドゲ運動会の開催方式
運動会なので、参加者が10名程度は欲しいところです。
3人×3チームの9人が最低人数でしょう。今回は4人、4人、5人の3チームで競いました。
おすすめ種目は以下の5つで、詳細は後述します。種目の順番も以下がおすすめで、理由は仲良くなりやすい順だからです。
- スピードパンデミック
- リレードミニオン
- カラオケ採点狩歌
- リアル海底探検
- 筋トレカタン
それぞれの種目で順位をつけ、1位チームに2点、2位チームに1点、3位チームに0点を加算していきました。
順位 | 点数 |
---|---|
1位 | 2点 |
2位 | 1点 |
3位 | 0点 |
スピードパンデミック
協力型ボードゲームのパンデミックを使います。
ゲーム概要
プレイヤーたちは「医者」や「科学者」となって、世界の各都市を飛び回りながら、世界中で発生する危険な感染症の拡大を防いでいきます。
油断すれば爆発的に広がっていく4種類の病原菌すべてのワクチンを発見できればプレイヤーチームの勝利です。
パンデミックは世界を救うためにプレイヤー同士で相談するボードゲーム。
そこにスピード要素を付け加えたのが、今回のポイントです。
パンデミックのルールを説明した後、さらに以下のアレンジルールを追加説明しました。
アレンジルール
- 各チームが同時にゲームを開始
- もっとも早く世界を救ったチームが勝ち
- 失敗した場合ははじめからやり直し
- 制限時間は60分
- レベルはイージー(エピデミックカード4枚)
- 制限時間内にゲーム未勝利時は作ったワクチンの個数で順位決め
パンデミックにスピード要素を加えると何が起こるのか?
じっくり話し合えばクリアできるイージーのレベルですが、「早く早く」という気持ちがミスを生みます。
出会ったばかりのチームメイトとの話し合いという状況で、スピードと正確さが求められました。
結果、スピードを重視して進めていた2チームが失敗し、丁寧に相談していたチームが世界を救いました。
やり直しとなった2チームは制限時間内にクリアできず、ワクチン2個と1個を作った状況で終了となりました。
チーム数のパンデミックが必要です
リレードミニオン
デッキ構築ボードゲームのドミニオンを使います。
ゲーム概要
プレイヤーは中世欧州の小王国の領主となり、自分の領土を他のプレイヤーと競いながら拡大していくことが目的です。
プレイヤー全員は、「銅貨」と「屋敷」しかない小さなデッキを持ってスタートします。
これを元手に様々なカードを購入し、入手したカードの能力を駆使して自分のデッキを強化しながら領土を拡大していきます。
ゲーム終了時点で、自分のデッキ内の「勝利点」が最も多いプレイヤーがゲームの勝利者です。
ドミニオンはオリジナルデッキを構築し、勝利点を集めるボードゲーム。
そこにリレー要素を付け加えたのが、今回のポイントです。
ドミニオンのルールを説明した後、さらに以下のアレンジルールを追加説明しました。
アレンジルール
- 1チームが1プレイヤーとして対戦する
- リレー形式で2手番ごとにプレイヤーが替わる
- ゲーム開始前に戦略相談タイムが5分
- 戦略タイムでは戦略とリレー順を相談
- ゲーム開始後に戦略に関することは相談禁止
各チーム1人はドミニオンがはじめての方がおり、いかに戦略を事前共有できるかが鍵となりました。
はじめにどのようなカードを獲得していくのか?
どの段階から勝利点を集めていくのか?
実際は1点差という僅差で順位に差がつく接戦となり、情報共有の良し悪しが問われる結果となりました。
カラオケ採点狩歌
アクションボードゲームの狩歌を使います。
ゲーム概要
実際にJ-POPを流しながら、歌詞中の「君」「きっと」「世界」などのよく出てきそうな単語カードをカルタ取りするゲームです。
狩歌は歌でかるたをするカードゲーム。
そこに生歌カラオケ採点要素を付け加えたのが、今回のポイントです。
狩歌のルールを説明した後、さらに以下のアレンジルールを追加説明しました。
アレンジルール
- 1チームから2人歌い手を選出する
- 歌い手はカラオケ採点アプリを使って歌う
- 歌う曲名を発表後、各チームから2人かるたをする人を選ぶ
- 6曲(6回)のかるたをする
- かるたとカラオケ採点(÷2)の合計点を競う
狩歌に生歌カラオケ採点要素を付け加えるとどうなるのか?
狩歌でかるたをする際、知っている曲の方が有利です。
チームの基本戦略は「歌い手の得意な曲 × チームメイトが知っている曲」を探すこととなります。
また、相手チームの曲の発表後に、誰がかるたに参加するかもポイントでした。
ボドゲニストのYoutubeチャンネル登録をしてもらえると、大変喜びます。ボードゲームの動画を配信しています。
リアル海底探検
ボードゲームの海底探検を使います。
ゲーム概要
海底を探検し、財宝を探しに行くゲームです。
海底に潜る潜水艇の酸素をプレイヤー同士で共有しており、酸素がなくなる前に財宝を持ち帰らなければなりません。
より価値のある財宝を集めたプレイヤーの勝利です。
海底探検は残り酸素量を確認しながらチキンレースをするボードゲーム。
そこにリアル酸素要素を付け加えたのが、今回のポイントです。
海底探検のルールを説明した後、さらに以下のアレンジルールを追加説明しました。
アレンジルール
- チーム毎で順番に海底探検をする
- 1人は水を張った桶に顔をつける
- 残りのチームメイトは、1人が顔をつけている間に財宝を集める
- 顔をつけて息を止めている間に戻って来れば財宝ゲット
- 息が続かなかった場合は財宝はゲットできない
- 3周(3回ずつ)プレイする
リアルに息がやばくなる海底探検やったら面白そう。
それがきっかけで、リアル海底探検が生まれました。
プレイを重ねるにつれ、どんどん息の限界まで財宝を集めるようになっていきました。
究極のチキンレースを繰り返し、逆転するために必死に潜る姿に「死なないで」の声が。
その様子を動画にまとめたので、ご覧ください。
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筋トレカタン
交渉ボードゲームのカタンを使います。
ゲーム概要
カタンという無人島を舞台に、拠点となる開拓地(家)を建ててそこから島全体を開拓していきます。
必要な資源が集まらない時は対戦相手と資源の交換交渉ができるのが特徴です。
対戦相手との開拓競争で、最初に10点取った人が勝者になります。
カタンは交渉を駆使して島を開拓し、勝利点を集めるボードゲーム。
そこに筋トレ要素を付け加えたのが、今回のポイントです。
カタンのルールを説明した後、さらに以下のアレンジルールを追加説明しました。
アレンジルール
- 1チーム2人の4チーム対戦
- チームの誰かが筋トレをするとダイス目の操作が可能
- 次のチームがダイスを振ってから自分のチームがダイスを降る間に筋トレ
筋トレ内容 | 効果 |
---|---|
腕立て10回 | ダイスの出目+-1可 |
スクワット15回 | ダイス振り直しOK |
腹筋20回 | ダイス1つのみを振れる |
腕立て30回 | ダイス目を自由自在 |
筋トレカタン、正直なところ、筋トレ効果バランスをしくじりました。
腕立て30回の「ダイスを振らない」が基本ムーブとなり、1チーム以外は基本的に自分たちに都合の良い出目にしていました。
しかし、毎回4チーム中3チームが毎回同じ出目なので、獲得する資源が通常のカタンよりも偏ります。
さらに交渉によってどうなるかも見えやすく、毎回確実に資源が手に入る割にはスローな展開に。
そして終盤、各人の腕立て合計回数180回を超えたあたりから、腕立て30回ができなくなりました。
まさかの大事な終盤でダイス目操作できなくなります。
しかも勝ったのはもっとも筋トレをしなかったチームで、他のチームの強い出目に寄生した戦略勝ちでした。
今回の反省を生かした、ゲームバランスを改善した筋トレ課題メニューは以下です。
筋トレ内容 | 効果 |
---|---|
腕立て25回 | ダイス振り直しOK |
スクワット40回 | ダイスを振ったあと、1つを好きな出目に変更可 |
腹筋40回 | ダイスの出目+-1可 |
腕立て50回 | ダイス目を自由自在 |
ボドゲ宿タカハウスの案内
ボードゲーム運動会は普段のボードゲームとは違うイベント風にしたいときに、おすすめです。
ボドゲ宿タカハウスを運営しているので、宿でボドゲ運動会を開催してもらってもOKです。
タカハウスはグループで泊まりに来て、ボードゲームを夜な夜な遊ぶのがおすすめです!