戦略系

テラミスティカ(Terra Mystica)の初プレイレビュー!やりごたえのある超優良ボードゲーム!

2019年7月9日

ボドゲ人
テラミスティカはまじで面白いからやろう!

数年前にそう言われ、1度だけやったボードゲームがテラミスティカでした。

「なにこれ!面白い!!!」という思い出があったものの、それ以降プレイする機会なかったので、自ら購入に踏み切りました。

「拡張の氷と炎」も合わせて購入し、僕が運営しているボドゲ宿タカハウスで合宿を開催しました。

テラミスティカ合宿の参加者募集@新城タカハウス【2019年6月22,23日】

1泊2日で6ゲームをプレイ。重ゲーだけあって、初回はインスト(ルール説明)込みで4時間ほどプレイ時間がかかっています。

かなりやりごたえのある超優良ボードゲームで、ハッキリ言っておすすめです。

記事の信頼性

記事を書いている僕は、ボドゲ宿タカハウスのオーナーです。累計500以上のボードゲームをプレイし、宿泊客の方々とボードゲームをする生活をしています。




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2013年ドイツゲーム賞・ゴールデンギーク賞

テラミスティカプレイの様子

テラミスティカプレイの様子

世界最大のボードゲームイベント「シュピール(エッセン国際ゲーム祭、ドイツ)」の2013年のドイツゲーム賞(Deutscher Spiele Preis)1位がテラミスティカです。

また、最大級のボードゲームポータルサイト、Board Game Geek(BGG)の2013年Game of the Yearもテラミスティカです。

2013年のボードゲームでもっとも評価されたゲームであり、2019年のBGGランキングで11位と、未だに超高評価が続いている名作となりました。

長らく品薄でしたが、日本語版が再販売されて手に入れやすくなっています。

テラミスティカとは?ゲームの概要

テラミスティカは魔法の世界で、各プレイヤーは14の勢力のうち1つを統率し、他の勢力よりも発展することを目指します。

ゲームボード上で陣取りをすることがメインシステムになっており、7種類の地形を変換して建物を建造して陣地を拡大していきます。

テラミスティカのゲームボード

テラミスティカのゲームボード

陣取りをしていくにあたって、勢力(種族)ごとの能力を活かしていきます。

勢力ごとに用意された勢力ボードがあり、建物を砦にグレードアップさせて固有能力を得たり、建物を神殿にグレードアップさせて恩恵タイルを手に入れたりと、効果的なアクションを作っていきます。

テラミスティカの個人ボード

テラミスティカの勢力ボード

得点の獲得方法はさまざまで、ラウンド毎のボーナスカード・得点タイル、建物のグレードアップによる恩恵タイル、勢力の固有能力、修道会での教団の発展、町の設立など。

ルール説明を受けた段階では、「難しすぎる!何をして良いか分からない!」となりましたが、1度プレイすると想像以上に見通しが良くて驚きでした。

勢力が14もいることで複雑性が増しているのかと思いましたが、逆に勢力ごとに狙うべき戦略が示されており、指針が立つようになっています。

ボドゲ人
次はジャイアントの勢力を使ってみたい!

といったように、リプレイへの欲求を刺激します。

勢力の相性があり、毎回プレイ感が違うのも醍醐味となっています。

特筆すべきゲームシステムレビュー

テラミスティカで秀逸だと感じたのは、パワーと交易所の建設システムです。

限られたゲームボードの中で陣取りをするならば、自分の陣地を拡大しやすい他プレイヤーがいない場所を求めたくなります。

しかし、テラミスティカでは「自分の建物に隣接している他プレイヤーの建物」がグレードアップすると、パワーがもらえます。

つまり、他プレイヤーがまったくいない場所で陣地を拡大しようとすると、パワーがまったくもらえません。

テラミスティカのパワートレイ

テラミスティカのパワートレイ

また、自分の建物を交易所にグレードアップする際、他プレイヤーの建物が隣接しているとコストが安くなります。

通常は労働者コマ2個と6コイン必要ですが、隣接していると労働者コマ2個と3コインでOKです。

テラミスティカの交易所建設

テラミスティカの交易所建設

陣取りでは広々とした場所を狙うのがセオリーとなるはずが、上記の2つのシステムにより、プレイヤー同士の建物は密集します。

近くに来てくれるのは陣取り的には嬉しくないけど、パワーと交易所建設の観点では嬉しいことになります。

このジレンマは素晴らしい設計です。

プレイ記録と勢力(種族)の戦略考察

僕は6ゲームで以下の勢力を使いました。

  1. ウィッチ:4人プレイ
  2. ダークリング:5人プレイ
  3. スウォームリング:3人プレイ
  4. ハーフリング:3人プレイ
  5. ドワーフ:3人プレイ拡張込み
  6. アルケミスト:3人プレイ拡張込み

ウィッチ攻略

初回プレイは、説明書の最初のゲームで推奨されている通りに、4人で楽しみました。

僕の勢力はウィッチです。126点で1位でした。

ウィッチは、町を作ると5点もらえる能力があるので、町3つを目指します。

ラウンド1では砦を目指さず、交易所から神殿を作りましょう。狙いは住居を作ると2点もらえる恩恵タイルです。

住居2点の恩恵タイル

住居2点の恩恵タイル

住居2点の恩恵タイルはどの勢力でも欲しい超強力な得点タイルです

スコップレベルは上げず、パワーアクションやボーナスカードでスコップを使います。

ラウンド4あたりで砦を作り、解放能力で3~4回住居駒を置ければ十分だと考えましょう。

最終的に町が3つ作れれば、120点を超えます。

ダークリング攻略

2戦目は強いと評判のダークリングを使ってみました。

失敗したのは、司祭をもらえるボーナスカードがないのにダークリングを選んだことです。

しかし、それでもダークリングは強力で、158点で1位でした。

ダークリングは司祭がもらえるボーナスカードがあるとさらに強いです。(※なくても強い)

司祭ボーナスタイル

司祭ボーナスタイル

ラウンド1は砦に向かわず、神殿を建てましょう。取るべきは住居2点の恩恵タイルです。

比較的空いている司祭がもらえるパワーアクションを使い、司祭スコップ2点能力をがんがん使っていきます。

聖域を建てると司祭収入が2個になるのはポイントなので、砦よりも神殿や聖域を目指し、司祭収入を増やすことが優先です。

スウォームリング攻略

3戦目は建設コストが馬鹿高いスウォームリングを使ってみました。その代わり、初期の資材は豊富ですし、砦の能力は強いです。

順位や得点は写真を撮り忘れたため、不明です。

スウォームリングの勢力ボード

スウォームリングの勢力ボード

スウォームリングは砦能力が強力で、住居を交易所にコストなしで変換できます。

よってラウンド1は砦を目指すことになるので、砦や聖域を建設すると5点の得点タイルがラウンド1にめくれていると相性が良いです。

砦聖域5点得点タイル

砦聖域5点得点タイル

スコップレベルは上げず、パワーアクションやボーナスカードでスコップを使います。

パワーを循環させることになるので、パワーアクションのスコップは特に重要です。

住居がないと砦能力が使えないため、計画的にスコップを使って住居を建設していきましょう。

ハーフリング攻略

4戦目はスコップをがんがん使えるハーフリングを使ってみました。

順位や得点は写真を撮り忘れたため、不明です。

ハーフリングの勢力ボード

ハーフリングの勢力ボード

ハーフリングは、スコップレベルを上げるコストが安いのが特徴です。さらにスコップを使うと1点もらえる能力があるため、スコップレベルを早期に上げてがんがん地形変換していきます。

ハーフリングのスコップコスト

ハーフリングのスコップコスト

労働者コマ2個・1コイン・司祭1個でスコップレベルを上げることができます。

司祭の入手が肝要で、遅くともラウンド3までにスコップレベルをマックスにしましょう。

ハーフリングはラウンド6にスコップ2点の得点タイルがあると輝きます。

スコップ2点得点タイル

スコップ2点得点タイル

ラウンド6までに労働者コマを集めておくと、ラウンド6に労働者コマ1つが3点になります。爆発力が半端ないです。

ドワーフ攻略

5戦目は囲まれても大丈夫そうなドワーフを使ってみました。

というのは拡張込みでプレイし、相手にドラゴンロードがいたからです。3人戦124点で2位でした。

案の定、ドラゴンロードに住居を囲まれる展開になりました。

そのためにラウンド1でドワーフの砦を作りましたが、罠でした。

おそらく砦を後半に作るべき勢力で、前半は普通にスコップで陣地を拡大する方が良いです。

砦能力を使うときの労働者コマ1個が重く、陣地がうまく拡大していきませんでした。町も作れません。

砦能力は、後半の得点ソースとして認識する方が良さそうです。

アルケミスト攻略

6戦目はストレスの少なそうなアルケミストを使ってみました。

得点をコインに変換できるので、勝てるかどうかはさておき、楽しそうだったからです。拡張込み3人戦137点1位。

ラウンド1は砦からスタート。

即時もらえるパワー12と、以後のラウンドでもらえる6コインが強力です。

アルケミストが強い場は、ボーナスカードにコインをもらえるものが少なく、コインが辛いときでしょう。

得点を伸ばす能力ではないため、住居2点の恩恵タイルを取り損ねると厳しくなります。

テラミ合宿を終えて感想

テラミスティカは派手さには欠けるが、インタラクションが素晴らしく、何度も遊びたくなります。

予想外の展開が待ち受けていることも多々あり、面白みは十分!

拡大再生産なので、序盤がうまく回らないと後半ずっとつまらないという欠点はありますが、重ゲーの宿命と言えます。

拡張によってさらに遊び続けることが出来ますし、未だに人気なのは頷けます。

ユーロゲームの集大成と言われるのも納得のボードゲームです!

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